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葬儀を決めるときの注意点

コラム

友人や知人のお葬式に参列する時とは違い、身内のお葬式を経験することや喪主になる機会はそう多くありません。混乱したり、困ったりして焦ってしまうこともあるでしょう。しかし、ここで大事なポイントを見逃してしまうと、家族・親族間や葬儀社とのトラブルに発展することも。ここでは、葬儀を決めるときに注意したいポイントをご紹介します。

故人の意向を汲む

今は、終活として自分の人生の最期をどう迎えるか考える人が増えています。もし、自分が故人の生前に何かしらの希望を聞いていたのなら、できる限りその意向を尊重してあげましょう。そうすることで、もし家族間や親族間でお葬式に関する意見が食い違ったとしても、故人の意向であることを伝えると穏便に済ませられる可能性があります。

葬儀社は事前に決めておく

いざ人が亡くなった時、喪主の立場になったとしたら、悲しみに暮れる時間はそう多くありません。葬儀のスケジュールを決めたり、葬儀社などの手配をしたりと、とても慌ただしくなります。生前にお葬式のことを考えるのは良くないという意見もありますが、出来るだけ気持ちよく送り出してあげるためにも葬儀社選びは重要。

特に、お葬式に関してはまとまったお金が必要となるため、いくつかの葬儀社から見積もりをもらい、できるだけ予算内で納得のいく形のお葬式があげられそうなところをチェックしておきましょう。可能であれば、できる限り実際に出向いて、会場の雰囲気やスタッフの対応などを確認されることをおすすめします。

お葬式の見積もりは詳しく聞く

葬儀を決める時、よく起こりがちなのが金銭トラブルです。例えば、予定していたプランの費用だけで済むと思ったら、追加料金が予想以上についていて多額になってしまったなどのトラブルはよくあります。

実際に、お葬式をあげてみないと分からない金額というものは存在します。例えば、参列者にふるまう料理の数やお香典のお返しなどにかかる料金です。こうしたものは、当日になってみないと分からない部分でもあります。

それ以外に、あまりにも安価すぎるプランを選択し、足りない部分をオプションで補っているうちに、多額になってしまったというケースもあります。これは、見積もり時にどんなプランで何のサービスが受けられるのか、そして実際に必要が生じそうなオプションの有無を詳しく聞いておくことで回避できるトラブルです。

地域の習わしを確認しておく

特に田舎などの地方であれば、未だに地域のコミュニティでお葬式の段取りをし、お互いに支え合う仕組みが残っているところも多いです。そうした場所では、通夜ぶるまいの食事は地域の女性がつくる、祭壇は地域のものを使って自宅に運ぶなど、長年大切にしてきた習わしがあるものです。近年は離れて暮らす家族が多くなっており、こうしたことが分かりにくくなっているかもしれませんが、これを無視してしまうと、これまで良い関係性を築いてきた人に悲しい思いをさせてしまうかもしれません。自治会長さんや班長さんなど、相談できる人に聞いてから段取りをするとスムーズです。

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